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2009-03-01

企業を進化させる採用担当者~鈴木美伸 ステージ・フォー・ワン代表取締役

企業を進化させる採用担当者~鈴木美伸 ステージ・フォー・ワン代表取締役

 まさに今の経済環境はそんな風に動いている。企業買収、M&A、MBO(マネジメントバイアウト)、事業譲渡、リストラ、これらは個人単位ではなく組織単位での解雇・退職・採用活動である。

 もしあなたが、買収する企業側の人事部員であったなら、彼らを受け入れる作業にかり出されることだろう。それはあなたの仕事の進化のキッカケになるかもしれない。

 その経験を活かして、いつかあなたがその進化を意図的に起こせたなら、他企業の一部分または丸ごと全部採用するような企画ができたなら、それはまさにあなたの仕事が単なる現場レベルの採用から、企業を戦略的(意図的)に進化させる経営レベルの採用に「大進化」したということである。

 人事部長クラスの権限がなければそこまでは無理かもしれない。しかし、今のポジションより上の立場で考えるのが成長の鉄則であり、進化のエネルギーだろう。

 この不況下において中途採用の仕事が凍結されたとき、皆さんはただ座して春を待つのではなく、自分たちの変化の方向を自ら考えるべきだろう。

 採用活動のプロとして「特化」して転職するのか、能力開発やキャリアカウンセラーの仕事を取り込んで「変化」するのか、人事採用コンサルタントとして「転化」するのか、それとも上記のように企業とともに「進化」するのか。

 それらの方向性はそれぞれに意義があり、あなたの意志と経験とを合わせて判断するべきことである。氷河期を生き残れるものとは、おそらく自らの意図を持って積極的に変化に向かって、自ら生きようとする意志と努力のあったものだけであろう。

 さて、この採用氷河期の後に読者の皆さんはどんな進化を遂げているのだろうか。日本の全ての採用担当者にとって、今回のピンチがチャンスとなることを念じてやまない。

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鈴木 美伸(すずき よしのぶ)
ステージ・フォー・ワン代表取締役
日本企業と米国企業での採用責任者を経て、2002年にステージ・フォー・ワン設立。企業の採用戦略コンサルティングを行う一方、大学非常勤講師や採用担当者コミュニティ「Professional Recruiters Club」を通じて、産学連携の大学キャリア教育を研究・実践。法政大学大学院政策創造研究科修士課程在学中。

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